樹木の種類18

コブシ モクレン科 ケヤキ ニレ科
特徴/落葉高木。高さ15m以上になる。
花は3〜4月に葉が展開する前に直径7〜10cmの香の良い白色の花をつける。

類似種との違い/花の時期にはタムシバとの区別がなかなか付かないが、花のすぐ下に小形の葉があることで区別できる。

用途/庭木、公園樹、街路樹。

名前の由来/集合果が握りこぶしに似ていることによる。
特徴/ケヤキは日本の代表的な落葉高木の一つ。各地に天然記念物に指定された巨樹や名木がある。
日本一は山形県東根市の大ケヤキ。高さ28m、幹周り12.6mあり樹齢1500年以上と言われている。

用途/材は木目が美しく狂いが少ないので重要な材とされている。建築材、お盆、漆器の木地、家具、楽器、彫刻材として利用されている。公園や街路樹としてよく植えられている。
サルナシ マタタビ科 クマヤナギ クロウメモドキ科
特徴/落葉つる性木本。
雌雄異株。両性花は放射状に広がった花柱が目立つ。

用途/果実は香がよく、生食(キウイーフルーツよりはるかに美味)のほか果実酒にする。
ツルは丈夫で腐りにくい。徳島県の「祖谷のかずら橋」はサルナシのツルで作られている。

備考/近縁に、ネコ及びネコ科の動物が好むマタタビがある。
特徴/ややつる性の

落葉低木。花は7〜8月、枝先と枝先近くの葉腋から総状花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。果実は核果。長さ5〜7mmの長楕円形で翌年の夏に赤色から黒色に熟す。
このため、今年の花と前年に出来た果実が同じツルについていることも多い。

用途/若葉は「三歳」。果実は生で食べられる。
つるは縄の代わりや「かんじき」の材料にする。