樹木の種類1

ヌルデ ウルシ科 ヒノキ ヒノキ科
特徴/秋には美しく紅葉し、野山を錦絵にかえる。
用途/材は吸水しにくく、器具材や護摩木に使われた。
樹皮は染料、果実はロウの原料。
名前の由来/幹を傷つけると白色の樹液が染み出す。これを器具などに塗った事からヌルデの名が付いた。
特徴/葉は深緑色で光沢があり、特有の香がする。
用途/建築材。
樹皮は耐久性があり、古くから神社、仏閣などの屋根を葺くのに使われる。(檜皮葺)
名前の由来/「火の木」の意味で、昔この木をこすり合わせて火をおこしたことによる。
ウツギ ユキノシタ科 アラカシ ブナ科
特徴/初夏に見るウツギの純白の花は、美しさを通り越してまぶしいほどに目にしみる。
用途/花材。材は楊枝や木釘にする。
名前の由来/旧暦4月の卯月に花が咲くことから、「卯の花」の別名がある。
用途/器具材、生垣、庭木、枝を切り詰めて萌芽させたものを棒ガシと呼び和風庭園に使われる。
備考/山麓に生えるもっとも普通のカシ類なので、単にカシと呼ばれることが多い。
照葉樹林を代表する樹種である。