樹木の種類5

ミヤコザサ イネ科 コナラ ブナ科
特徴/枝は普通分枝しない。時に基部の節から1個分枝する。葉身は、長さ15〜25cm、幅2〜5cm。裏面は軟毛が密生する。肩毛は発達してざらつき、放射状に開出する。

タケとササの違い/「たけのこ」が成長した後、タケの皮が早く落ちるものをタケ、長く残って茎を包むものをササとして分類される。
特徴/ほとんどは黄葉する。特に、黄昏時のコナラの雑木林の紅葉は美しい。中には赤く紅葉するコナラもある。

用途/建築材、家具材、器具材、薪炭材、シイタケの原木、かつては落ち葉を集めて堆肥にし、水田の肥料にした。里山の雑木林を代表する樹種。

備考/冬でも葉が落葉せず残る個体も見られる。
フジ マメ科 ネムノキ マメ科
特徴/ツルの巻き上がる方向は左巻き。ヤマフジのツルは右巻きに巻き上がる。花は花序の基部から先端に向かって咲いていく。

用途/観賞用に植えられる。ツルは「かご」を編む材料にされる。花や新芽は食べられる。

備考/寿命が長く、樹齢1000年と推定されるものもある。
特徴/花は葉の就眠運動に逆らうように夕方咲いて、翌日にはしぼむ。

用途/庭木、街路樹

名前の由来/夜になると葉は垂れ下がり、小葉が閉じて、眠っているように見える。(就眠運動と言う)ことからきている。