樹木の種類6

コバノミツバツツジ ツツジ科 ヤマウルシ ウルシ科
特徴/3〜4月、アカマツ林やコナラ林の明るい林床に、葉が開く前又は同時に開花し、枝先に紅紫色または淡紅紫色の花を1〜2個つける。

用途/庭木

名前の由来/ミツバツツジの名の通り、枝先に葉が3個輪生する為。
特徴/カエデやツタと並んで、ヤマウルシの紅葉は秋の山の風物詩。

用途/高野山では、材を護摩木として用いる。

備考/皮膚が過敏体質の人は、この木に近寄っただけでかぶれることがあるので注意が必要。
(主成分はウルシオールといい空気中に気散しやすい。)
カナクギノキ クスノキ科 テイカカズラ キョウチクトウ科
特徴/落葉高木。高さ6〜15m.、直径40cmほどになる。

用途/器具材、楊枝、薪炭材。

名前の由来/カナクギは釘のことではない。
樹皮の鹿の子模様がなまったものと言われている。

備考/クスノキ科の高木はほとんどが常緑樹で、落葉するのはカナクギノキ1種だけ。
特徴/5〜6月、枝先や葉液に集散花序を出し、直径2〜3cmの白い花をつける。

用途/フェンスの緑化樹として使われる。

名前の由来/能の一。金春禅竹の鬘物。藤原定家と式子内親王の激しい恋の物語。死後も内親王の墓に定家葛がまつわりついたと言う伝説から来ていると言われている。